May 03, 2009

アメリカン・アイドル シーズン8/FOX/Go Adam! 

本家アメリカでは相変わらず視聴率ナンバー1、予選参加者10万人、国民的大行事の感があるアメリカン・アイドル シーズン8。日本の盛り上がり具合は全然わからないけど、私的には久しぶりに大盛り上がり!(前にひとりで盛り上がっていた、シーズン5はこちら

iTunesでダウンロードしようかと初めて思ったにもかかわらず(なんと候補者の毎週のオーディション曲が売られている!)日本からは購入することができず、唯一売られているiPhoneアプリで我慢しようかと思うほど、はまってしまったのが、
Adam Lambert アダム・ランバート、カリフォルニア出身27歳。

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March 25, 2009

『殯の森』(もがり の もり)/河瀬直美/映像で語るということ

BSでやってたので今頃見ましたが、これぞ映画!と感心しました。
感心した、って偉そうですが、映像でもって映画が作られてる映画ってなかなかないと思うのです。

主人公の介護士の女性は子供を失っているのですが、それが直接セリフやナレーションで語られることはありません。グループホームから夜遅く家に戻り、幼い子供の写真の前で手を合わせる姿。老人たちと過ごす白昼はさみこまれる回想で、夫とおぼしき若い男性に「どうして手をはなしたんだ!」と非難される主人公。具体的な手がかりが出てくるのはその二回だけです。日々は淡々と過ぎていき、女性も新しい生活にだんだん適応していているように見えます。

それがやはり妻を亡くした認知症の男性と迷い込んでしまった森の中で、一挙に爆発する瞬間。

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March 15, 2009

連続テレビ小説「だんだん」/山口翔悟、ヒーローとして覚醒した瞬間

ということでNHKの連続テレビ小説「だんだん」。

Yahoo!レビューでは最初の歓迎一辺倒から後半になるにつれ酷評バトルが繰り返されて最終週に向かいつつありますが、私が見続けているのはひとえに「石橋役:山口翔悟」が見たいがため。

この「石橋」を楽しめるかどうかが、「だんだん」を見続けられるかどうかの分かれ道だったかと思います。

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February 13, 2009

悪魔のようなあいつ

久世光彦と阿久悠が沢田研二と仕事がしたいがために企画して、「時の過ぎゆくままに」という大ヒット曲を生み出し、後に長谷川和彦による傑作「太陽を盗んだ男」を派生させた信じがたいテレビドラマ。

NHKの阿久悠特集を見ていて、「時の過ぎゆくままに」が「悪魔のようなあいつ」の主題歌だったことを初めて知り、しかも一部番組内で放送されてこりゃーすごい、見ないわけにいくまい、とDVDを見始めたものの、あまりの濃密さに、2巻目で中断しています。

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February 11, 2009

連続テレビ小説考

ということでテレビです。

下書きを書いてから半年以上たったのですが、「だんだん」のレビューもまた同じような様相を呈してきたので、加筆して公開します。

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March 29, 2007

噺家のはなし~愛しき笑芸人たち/日本映画専門チャンネル/2007/03

3月から4月にかけて、日本映画専門チャンネルでは「噺家のはなし」と題して落語家を主人公にした映画を放映しています。中島らも原作・マキノ雅彦監督のの『寝ずの番』初オンエアに合わせた特集であるわけですが。
断トツはフランキー堺主演『羽織の大将』でありました。
日本映画専門チャンネル 噺家のはなし~愛しき笑芸人たち

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November 19, 2006

東京タワー/フジテレビ/2006/11/18

太くて皺だらけの荒れた指。合成洗剤を使って水仕事をたくさんして、クリームも塗らずにわざと荒らしたかもしれない。田中裕子なら、そのくらいのことはするかもしれません。
「オカン」を演じるためならば。

「芋たこなんきん」の完成度が高いのは、藤山直美のテンションに合わせられるだけの俳優が厳選されているからですが、「東京タワー」はかなりそれに近いものがありました。
ひとりずつあげてゆくときりがないのですが、蟹江敬三、加藤治子らの大ベテランは言うに及ばず、大塚寧々もよかったですね。(かなり、と言わなくてはならないのは広末涼子のためですが。)

癌患者を身近でふたり看取ったことがありますが、「癌で本当に具合の悪い人」を、物語映像で初めてみました。『寅次郎ハイビスカスの花』撮影中の渥美清がそうでしたが、口を効くのも、表情に出すのも億劫な苦しさ。最後に
意味のある言葉など残してくれなくて、呼びかけに応えてもくれない。そうやって死んでゆく人を演じた俳優は、田中裕子ただ一人です。

人を喜ばせることしか考えていなかった「オカン」は何のサービスもしないで死んでゆく。
さんざんいろいろなことをしてもらいながら自分はろくに何もできず、しかも死の床にあってなお死にゆくその人に何かをしてほしいと考えていることにおいて、残された者は打ちのめされる。

そのことがリリー・フランキーに『東京タワー』を書かせたのだとすれば、田中裕子は「ありがとう」などと言って眼を閉じてはいけなかった。この大事なシーンは、「死」の事件性ゆえに重要なのではなく、作者の心の一番深い思いが描かれるから重要なのだと思います。

そのリリー・フランキーと田中裕子の「オカン」を100%受けた大泉洋もすばらしい。彼がいなければこの『東京タワー』はなかったかもしれません。(texted by brary)

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August 19, 2006

アメリカン・アイドル シーズン5(FOX)

liです。こんにちは。
最近アメリカのエンタテインメントの底力に驚いているので、その底力をいちばんあらわしているとつくづく恐れ入ったリアリティ+オーディション番組『アメリカン・アイドル』について書いておこうと思います。

アメリカでは2002年に始まったアイドルオーディション番組、日本では今年の1月から始まったシーズン5がFOX で放映され、私も見てたわけですが、「スタ誕」と似たようなもんでしょ?と思ったら大間違い。アレサ・フランクリンばりのアマチュアたちがどんどん落とされ、ゲストには毎回スティービー・ワンダーとかロッド・スチュワートとか、クイーンとか、大物たちがガンガン出てきてアマチュアたちの指導はやるわ、ライブはやるわで、1時間の番組が日本の年末大特番並みの内容で毎週つづくわけです。

5人目の「アメリカン・アイドル」が発表された5月末の最終回には、バート・バカラック本人のピアノ伴奏で、12人のファイナリストが再び戻ってきてバカラックのカバーを歌い、さらに、ディオンヌ・ワーウィックがゲストとして登場、アメリカはすげえなあ、とびっくりしてるところに、「もうサプライズはありませんよ!」と司会のライアン・シークレストが念押ししたにもかかわらずなんと「むかしプリンスと呼ばれた男」が登場。プリンスですよ、プリンス! どこか砂漠にでも隠とんしていたのかと思っていたのに、まさか「アメリカン・アイドル」に登場するとは。

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July 08, 2006

花よりもなほ/是枝裕和監督作品/丸の内ルーブル/2006/7/6

 昔の日本映画に脇役として出ている喜劇人について、わりとマニアックな会話が成立したりすることがありますね。舞台を見る同時代性には恵まれず、映画の中で僅かに知る、しかも大スターではなくてちょっと忘れられてしまっているような人だけに、不思議な憧憬があったりして。
たとえば「花よりもなほ」の上島竜兵は、そんな風に語られるのではないかと思いました。
彼個人を云々しようとしているわけではないので、語弊があればお許しいただきたいのですが、でもそれは、悪くないじゃありませんか。

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April 19, 2006

かもめ食堂/荻上直子監督/シネ・スイッチ銀座/2006/04/19

地味な映画なのに大ヒットというのに驚いていますが。
とにかく、「食べることは大事だ」という映画です。食べることというのは、食べるものをつくることとも同じです。どうせ食べるのなら、どうせつくるのなら丁寧に。それをただ続けると、人は結構元気になるものです。
なので、見るととてもおなかがすきます。

小林聡美の、動作ひとつひとつのきれいさにうたれる。蓋を閉めたり、とんかつを揚げたり、菜箸を置いたり。無駄がなくてぞんざいでもない。厨房に響くちいさな音がとても清潔なので、映画館で見るのがいいと思いました。あと、もたいまさこですよ。底知れぬハイミスというようなものは、この人をおいて右に出る者はないのではないか?

かもめ食堂オフィシャルHP

P.S. Special thanksのクレジットで「ビー」と出ましたが、するとあの猫は「ビー」なのか?フィンランドに行ったのかしら。

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